腟のゆるみや尿漏れで
お悩みはありませんか?
- 入浴中やプールでお湯や水が入り、しばらくしてから漏れる(お湯漏れ)
- くしゃみやせき、重いものを持つなど、お腹に力が入ると尿漏れすることがある
- 排尿を途中で止めることができない
- 性交時の腟の密着感が低くなったように感じる
- 座ったときや性交時に空気が入り、おならのような音が鳴る
- タンポンが腟内で固定されずに下がってくる
- 出産後に体が変化したと感じる
腟のゆるみ、尿漏れの症状を感じていても、恥ずかしさから相談できず、お一人で悩まれている方は数多くいらっしゃいます。しかし、これらの症状は40代以降の方だけでなく、20代、30代の若い世代の女性にもみられ、どの年代の女性にとっても身近な、よくあるお悩みと言えるものです。
大阪・西梅田にあるDOJIMA LADIES CLINIC(堂島レディースクリニック)では、女性医師が患者様のお悩みをお聞きし、丁寧に診察をさせていただきます。「なんとなく恥ずかしい」「症状について話しにくい」と迷われている方も、どうぞ安心して当院へご相談ください。
腟のゆるみの原因
腟のゆるみが起こる原因として、加齢や出産、運動不足、姿勢、肥満などが挙げられます。
年齢とともに顔や体にたるみが出るのと同じく、腟もコラーゲンが減少し、弾力が低下します。また、加齢と共に女性ホルモンが低下することで、筋力が弱まり、腟粘膜の潤いもなくなっていきます。
次に、妊娠時は膀胱、尿道、子宮など骨盤内の臓器を支えている「骨盤底筋」に大きな負荷がかかることに加え、出産時には腟壁や筋肉が引き伸ばされ、腟周りの筋力が低下します。
出産後、伸ばされた筋肉はある程度回復しますが、完全に元に戻るわけではなく、腟にゆるみがみられるようになります。
これらの原因以外にも、運動不足による骨盤底筋群の衰えや、同じ姿勢を続けたり、姿勢が悪いことで腟やお尻の筋肉が弛緩してしまうことも、腟のゆるみにつながります。
そのほか、下腹部の脂肪や長時間立ちっぱなしでいることが骨盤底筋群の負担となることや、腹圧がかかる便秘や頻尿など、日頃の生活習慣がゆるみの原因となっていることにも注意が必要です。
腟がゆるむことで
尿漏れが起こりやすくなる?
腟壁や周辺の筋肉がゆるむと尿漏れが起こりやすくなりますが、これは尿道や膀胱を支えている筋肉の弱まりが原因の1つであり、40代、50代の方だけではなく、20代の若い女性にも起こり得ることです。
そのほか、尿道を締めて排尿調節のはたらきをする「尿道括約筋」の筋力が低下することも、尿漏れが起こる原因となります。
お湯漏れ(腟からお湯が出た)は腟のゆるみのサイン!?
お湯漏れとは、入浴中やプールに入ったときにお湯やお水が腟の中に入り、しばらくして(20〜30ほどの間に)腟から出てくる現象のことを言います。
不意に液体が出てくるのですから驚いてしまうかもしれませんが、お湯漏れは出産や加齢によって体が変化して起こるもので、特に病気というわけではありません。
出産後は数ヶ月ほどである程度改善することが多いのですが、年齢や出産した回数により腟のゆるみが戻りにくいこともあります。
お湯漏れの原因は骨盤底筋の筋力低下だと考えられるため、お湯漏れ予防には筋力アップのトレーニングやレーザーによる治療をおすすめします。
腟のゆるみ・尿漏れの
改善・治療
腟のゆるみや尿漏れを改善するためには、骨盤底筋を鍛えるためのトレーニングが有効です。
また、当院では、腟壁のコラーゲン生成を促すことで腟のゆるみ・尿漏れの改善が見込める、インティマレーザー(タイトニング) を使った治療も行っております。
骨盤底筋トレーニング(腟トレ)
更年期に分泌が低下するエストロゲンを補充する療法で、飲み薬、塗り薬、貼り薬があります。
更年期障害の症状を緩和するだけでなく、骨粗しょう症の予防や認知症を防ぐ効果も期待できます。
まず、足を肩幅に開いて力を抜いて立ち、肛門を締めるようなイメージで腟をギュッと締めて5秒間キープします。その後、一気に力を抜き脱力したまま5秒間キープします。
この動作を、少し筋肉が疲れたなと感じるまで繰り返します。
慣れてくると座った状態でもトレーニングできますので、気づいたときに行うようにしましょう(特に回数に決まりはありません)。
インティマレーザー
インティマレーザーとは蓄熱式のレーザーであり、腟のゆるみや尿漏れ、子宮脱、感度アップなどに効果が見込まれる治療方法です。
腟内に挿入したガラス管の筒からレーザーを360度照射することで、年齢とともに減少した腟壁のコラーゲン生成を促し、尿道や腟周辺の組織を回復させて腟のゆるみ、尿漏れを改善します。
治療時の痛みやダウンタイム、副作用がほとんどなく、治療スピードも早いため、手軽に受けていただくことができます。